先代からの神秘体験 - 稲荷神祷社  

先代からの神秘体験

曾お爺ちゃんと神様の出会い

曾お爺ちゃんと神様の出会い(白塚さん・白瀧さん編)

神さんが入った時の異変の現れ方というのは人其々の様で、私の場合は階段をたった3段上がる事も出来ない程異様に体が重かったり、落着きが無くなったりという感じでしたが、曾お爺ちゃんの場合は夜布団に入って寝ていたと思ったら、急に上半身を起こし「パッパカ パッパカ」と口で馬の駆ける音を言いながら、片手で手綱を引き片手で鞭を打つ格好をしながら「○○やぁ!」と、その時は分かりませんでしたが稲荷神の名前を叫んだり、次々と色んな名前を叫んだりして、頭がおかしくなった様子だったそうです。

そこで近所で有名な白瀧(シラタキ)大明神を祀られている、神さん使いの先生にみてもらったら、 「白瀧大明神やぁ!」と大声で叫び手を高々と挙げてインを組んでいたそうです。
先生は「それは立派な神さんが入っとる!祀ったら商売が必ず繁盛する。」と言われ、うどん屋をしていた曾お婆さんは それはそれは喜びさっそく、その先生から御璽を頂き白瀧大明神を祀らせてもらう事にし曾お爺ちゃんは、仕事が終わった夕方から神さん使いとして集まってくる人の悩みを伺っておりましたが、当たって当たり前ですが外れる事もシバシバあったそうです。

うどん屋の方はというと、一年経っても一向に儲からない。
これは おかしい!と曾お婆さんは先生の所に行って「なるほど、赤字にはならへんけど、ツケばっかりで 損もしないけど、得もしない!」と言いに行ったと言うのです。(初めて聞いた時は、儲からないからといって言いに行かぁと、ビックリして正直笑ってしまいました…普通なら損もしてないなら、そこまでしないと思いますが、 今考えてみると何かに動かされたのだと思います。)
すると先生が「それは おかしい!もう一度神さんにお尋ねしてみよう。」という事になりました。

すると、曾お爺ちゃんに入った白瀧さんが「白狐さんが焼きもち焼いとる。ワシが先に入っとるのに、白瀧さんを先に祀っとる!と怒っている。」と曾お爺ちゃんの口から言ったそうです。
すると先生は「昔、白狐さんの名前を口切ったんか?」と聞かれ、思い出したのが、子供の時に友達と二人並んで正座させられて、腿の上に硬貨を置かれ、「神さんが憑く人間かどうか今から見てあげる。もし憑く人間ならばその硬貨がポーンと飛ぶから」と言われ 子供だった曾お爺ちゃんの硬貨が飛び、その時に「白狐大明神!」と言った事を話すと先生は、「それやったら、本来なら白狐さんを先に祀らなアカン」と言われました。
それを聞いた曾お爺ちゃんと曾お婆ちゃんは、それなら伏見の本社に行って白狐さんを一番大きい御璽で受けてこよう。という事になったそうです。

そして、伏見で御璽を受けて帰ってくる日、噂を聞いた信者30人ぐらいが「伏見の本社で、一番大きい御璽を受けてくるから、今度は凄いぞ!」と集まっている中、 曾お爺ちゃんが御璽を置き、2拍手をして白狐さんが入った瞬間・・・曾お爺ちゃんは、口が開かずモグモグするばかりで、集まってきている人が「うぁ…口きかれへん様になってもた…」と囁いていると、曾お爺ちゃんに白瀧さんが白狐さんと入れ替わり「この代では一生口きかれへん。白狐さんの位が物凄く上がりすぎてもとる。
白狐さんが一緒に21日間、お滝の行を受けてあげるから一緒に修行する様に言ってる。」
と白瀧さんが言ったので、曾お爺ちゃんは白狐さんと一緒に21日間のお滝の行をする事になりました。

21日の修行が終わって、お滝から帰る道中 後ろからペタンペタンと何か付いてくる音がするので後ろを振り返るけれど何もない。
また進んでいるとペタンペタンと音がします。曾お爺ちゃんは不意をつこうと曲がり角を曲がった先で待ち構えていました。
ペタンペタンという足音が段々と近づいて来たので待ち構えていた角から飛び出した出会いがしらに、白い大きな狐と目と目があったその瞬間に飛んで来て、曾お爺ちゃんの頭のてっぺんから、 大きな岩で殴られた様な衝撃と共にズボッと腹の底に収まる感じだったそうです。
(後にも先にも白狐さんのお姿を見たのは、この時の一度きりだった。と言っていました。)

そうして21日間一緒に修行してくださった感謝と、無事終えた御報告をしていると、「白狐(シラツカ)大明神!」と言いながらインを組んだそうです。
これ以降、百発百中!数えきれぬ伝説の中の2つを、また書いていこうと思といます。 これによって、八百萬の神々の事や胴月さん・珠水さんと私自身の繋がりがご紹介できると思います。

上記に書きました「白狐(びゃっこ)と書いてシラツカと書いている事に疑問を持たれた方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明させて頂くと…ある日、シラツカさんから「一度、伏見のワシの所に来い」と言われ一回も行った事も無く、何処に祀られているのかも分からないけれど、曾お婆さんに「神さんが来いというから、行ってみよう。行ったらどないかなるやろ。」と伏見稲荷に出向くと、 白い蛇2体が道の両端に沿って迎えに来てくれていたので、付いて行くと白瀧社に着いてその中にある数々の祠の一つの所で、パッと消えたので その祠を見ると白狐大神とあったそうです。この事で白狐の中の白塚大明神という事が分かったのです。
それを確信付けるのが、曾お爺ちゃんの足腰が弱りとても白瀧社まで歩く事ができなくなった時、私の父に「白塚さんが、新しく白狐社が下に出来たから一度来い。と言うんやけど連れて行ってくれるか?」と言った事で確信しました。

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