稲荷神祷いなりしんとう

龍頭大明神と私の出会い

龍頭大明神と私の出会い

薬力大明神が私に入られている事が分かってから、3年程経った頃の事です。
妻と私とで近くの実家に行き食事をしながら話をしていると、いつも神さんの話で盛り上がるのですが、そんな話の中で妻が遠慮がちに「それはそうと、私…主人には龍頭さんもついてはるんちゃうかと思うねんけど…」と言いだしました。すると父が「無い無い。それは無いで。」私も「それは無いわぁ。神さんが入ったら普通には居られないから」と言いましたら妻が「薬力さんが入って、ある程度修行して体ができてるから、 それは一概には言えないと思う…
曾お爺ちゃんも白狐大明神と白瀧大明神の二つの神さんがついてはったし、お祖母ちゃんも白狐大明神と薬力大明神の二つの神さんが、見ず知らずの人に両肩に白い狐が乗ってると言われた事もあるぐらいだし、お祖母ちゃんの時も後から薬力大明神が入られたけどその時は、初めて神さんがついた時とは違い何の変りも無かったけど、ただ目だけが少し今日はキツイ感じになるなぁ。という程度だったと言ってたから…」
妻は自分の言った事で私たちに龍頭大明神がついていると、 思い込ませたりしてはいけない。という気持ちから、あまり強く言ってはいけないと思い気を使いながら言ったのだそうです。
父は「ん~でも、それは無いで」と断言し、私も「もし、そうやったら薬力大明神が入った時に龍頭大明神も名乗ると思うから、それは無いわ」と言いました。
妻は内心(何で分からないんだ!)と思ったそうですが、それ以上言ってはいけないと思いその話はそれで流れて、団らんの時を過ごし私たち2人は家に帰りました。

その夜、家に帰ってから先程の話はすっかり忘れて神棚の前に座り いつもの様に祝詞を上げていると、ブルブルブルブルと体が震えだし首の後ろ辺りが上にググググッと引っ張り上げられる様な感じになり薬力大明神の時とは違う知らないインを両手で結びボロボロ泣きながら「龍頭大明神やぁ!」と部屋で一人叫んでいました。

リビングに戻って、妻に「龍頭さんが出てきた。」と言うと妻が「やっぱり龍頭さんも入ってたかもしれないから、お祖母ちゃんにみてもらおう」と言って、さっそく電話しました。
するとお祖母ちゃんは「修行中は、いろんな神さんが入って来ようとする。
この前も、あの子に入りたいと言って違う神さんが私に言ってきたけど、これ以上は、あの子の体がもたなくなるから、許して下さい。と言ったところやから、今回の龍頭さんもアカンよ」と言われたそうです。
ですが妻は、「それは分かるけど龍頭大明神って、もう口きってるからとりあえず、お願いやから視てあげて欲しい。」と頼んで来てもらいました。

それから、神棚の前に私が座り、その後ろにお祖母ちゃん、そして部屋の外でドアを開けたまま妻が廊下で正座して見守る中 祝詞を上げていると、先ほどと同じ様にブルブルと体が震え、知らないインを組みながら大きな声で泣き、目を瞑ったままお祖母ちゃんの方に体を向きかえていました。
するとお祖母ちゃんが「どちらさんですか?」と聞いた問いに私の口から、また勝手に「龍頭大明神や!長かったぁ…長かったぁ…」と何度も泣きながら言います。
お祖母ちゃんは「分かりました。龍頭大明神ですね。
では、どうさせてもらったら宜しいですか?」すると龍頭大明神は、言いにくそうに言葉を詰まらせながらも「わしも祀って欲しい…」と言われたのです。
それを見ていた妻は、絶対的存在の神さんが あんな遠慮がちに言われる事に驚き(そんな有難い事!祀らせてもらうに決まってるのに、そんな遠慮がちに言われるなんてなんともったいなく申し訳ない事だろう)と思ったそうです。

するとお祖母ちゃんは「では、そちらの隣でもよろしいですか?」と薬力大明神をお祀りしている方に手をあげお尋ねすると、 龍頭大明神は「そこで良いから祀って欲しい」と言われ、 お祖母ちゃんは「分かりました。では、その様にさせて頂きますので、どうか なにとぞ見守ってあげて下さい。」という事で終了しました。

そして3人でリビングに戻ってきてから、龍頭大明神が長かったぁ長かったぁって言ってたけど、やっぱり薬力大明神が入ったときに狐と龍のお姿で見せてもらったあの時に龍頭大明神も入ってはったんちゃうか。
(神さんのお姿を見せて頂いたのは後にも先にもその時の一度きりです。)
それ考えたら一緒に入ってるのに 薬力大明神だけ一生懸命お祀りして龍頭大明神だけ気付かずにいたんやから長かったはずやなぁ。
私が3年程前におかしくなった時に、お祖母ちゃんが自分の身内は特に自分の我が入ってしまうからと、他の拝みやの所で私の事をみてもらった時に「大事な巻物をしまい込んでる」と言われて、出してきたのが伏見神寶(ふしみかんだから)で頂いた巻物(巻物はそれしかなかったので)、それをその当時 私の寝ていた部屋に掛けたのも偶然ではなかったのだ。
と又、龍頭大明神が入られたこの日も午の日であったという事も点と点が線で繋がった時でもありました。

今現在、薬力さん・龍頭さん・白狐さん・白瀧さん・珠水さん・胴月さん・天水さん・六白さん・白雲さんそして産土神さん・八百萬の神さんをお祀りさせて頂いております。

それぞれの神さんに、御縁があり祀らせて頂いております。
その御縁も順にご紹介させて頂きたいと思います。