経験から学んだこと
◎人は亡くなったら終わりではありません。
肉体は燃えて灰になりますが、魂は燃えて無くなりません。
四十九日の法要までの間は自分の身内や親友、気になっていた人の所へ飛び回って最後のお別れをしています。
四十九日でなくとも、亡くなられた方の話をしていると傍に来て思い出してくれている事に喜んでニコニコと話を聞いています。
◎霊障は必ずしも自分自身にくるというわけではありません。
ご自身の一番かわいい眼の中に入れても痛くないと思う人間に現れることもあります。
例えばお孫さんや子供というふうにです。
本来は、あなたに訴えてきているのに全然気づいてくれない…だったらあなたの一番かわいがっている子に原因不明の体調不良や幻覚などを起こせば、心配でいられなくなり色々と相談して気づくかもしれない。といった具合にです。
霊障もこれでも分からないか、これでもか…と段々とキツクなっていくことが多いです。
◎よくお邪魔したお宅で仏壇を拝見させて頂くと、阿弥陀如来の隣にご先祖の位牌を置かれていたり、仏壇に肉や魚の入った物をお供えされる方が稀にいらっしゃいますが、陰膳として生前ご先祖様の好物を供えるなら仏壇の中ではなく、仏壇の前にでも小さなお膳などを置いてロウソクとお線香と共に備えてあげてください。
また、ご位牌は御本尊に並べず仏壇の中でも下の段に置いてください。
仏壇と神棚や鏡は向かい合わせにならない様、配置には気をつけて下さい。
◎事故・他殺・自殺をされた霊は、普通に寿命で亡くなれた方より深く供養してあげる必要があります。
他殺や不慮の事故で亡くなられた霊は、亡くなった事に気づいていなかったり、念が残りますので成仏できずにこの世を彷徨ったりこの世に留まっていなくとも、暗く寒い所に落ちてしまいます。自殺も同じです。
というのも、成仏出来ていない霊などが憑いていた方はお祓いの時、体の芯に大きな氷のつららが突き刺さったように、寒い寒いと皆口を揃えて言います。
深く供養する。というのは、お葬式をあげて、お墓を建てる。というだけでなく、毎朝、仏壇とご先祖さまに仏飯と水とお茶を供えて線香とロウソクをつけ、何とか成仏出来る様に日々心から手を合わせて、手助けをするのが生きている者の努めです。